2025年1月17日、阪神淡路大震災から30年。
追悼の集いに早朝から東遊園地に、多くの人が集まり鎮魂への祈りを捧げた。
5時46分の黙祷では、涙が溢れる。
死者6,434名、行方不明者3名。
日常が失われた。
当時の記事はこちら
追悼式典 遺族代表「教訓を語り継いでいく」
長谷川元気さん(38)が、遺族代表の言葉を話された。
当時小学校2年生、父と年子の弟は無事だったが、母と1歳の弟を亡くされた。
「母にはもっと優しく、1歳の弟とはもっと遊んであげればよかった。」と悔やまれたと。
でも、「父と年子の弟のおかげで、楽しく生きることができた。」と感謝の気持ちを伝えて下さった。
今年もとても印象に残る遺族の言葉だった。
鎮魂を捧げる
「亡くなった方の分まで」
「亡くなった方の代わりに」
など、おこがましい。
だけど、その人達が生きたかった今を、
精一杯生きる。
それが私がしたいこと。
そして、ただただ鎮魂を捧げたい。
祈りを力に
いつもご機嫌さんで、明るく爽やかに、感謝して生きる。
使命を全うして、役目を果たす。
大切な人達と、
共に涙を流し、
共に讃え合い、
共に笑う。
人生を豊かに彩るかけがえのない全ての瞬間を、大切に生き続けたいと思う。
1.17 追悼の祈り、未来への灯火
早朝から小さなお子さんを連れたご家族の姿、ランドセルを背負った小学生、制服姿の学生さんも祈りを捧げに来ていたのが印象的で、通学前に立ち寄り、静かに手を合わせる姿は、厳かで心打たれる光景だった。
追悼の集いは、亡くなられた方々への鎮魂の祈りを捧げる場であると同時に、私たち自身の心の拠り所となっているのではないかと感じる。
あの日を忘れない、という強い意志。そして、日常の何気ない出来事への感謝の気持ち。そういった様々な感情が、この場所に集う人々の中で共有されているように感じた。
この記憶を風化させることなく、未来へと繋げていきたいと、あらためて思う。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。