私が、「成長期の栄養学」と「グリーフケア」という、一見異なる2つのテーマを軸に活動している理由について、お伝えします。
人生の「成長」と「ケア」の両輪
私の人生を振り返ると、「成長すること」と「ケアすること」が常にテーマでした。
幼少期より、母が作る美味しいごはんを食べ続け、父が身体を動かす遊びをずっとしてくれた私は、スポーツが大好きな元気な女の子となりました。
体育学科バレーボール部出身で、アスリートにおける栄養の重要性に関心を持ち、管理栄養士となった私にとって、心も身体も健やかに育つために必要な「栄養」の力を届けることは、使命の一つです。
栄養とスポーツのおかげで、恵まれた体格と、健全なメンタルを育むことができました。人の成長は、身体と心の両方が大切だと感じています。
しかし、明るく元気な一方で、傷つきやすく繊細な一面もあった私です。
そして、病院で勤務し、管理栄養士の枠を超えて、傾聴に重きをおいたケアをすることで、人が喪失や悲しみと向き合いながら、生ききること、生き続けることにも寄り添う尊さを知りました。
生きることと死ぬことは、全て繋がっています。
グリーフケアを通じた心の癒しは、医療の現場のみならず、スポーツの現場でも日常生活でも、育児でも介護でも、成長の場でも、子どもから大人まで全ての人に必要なことだと感じています。
「成長すること」と「ケアすること」、この2つのテーマは、表面的には異なるように見えますが、どちらも「人生に寄り添う」という点で繋がっています。
成長期の栄養学がもたらす未来への希望
成長期は、人生で一度しか訪れない、人生の土台をつくる大切な時期です。
子どもたちがスポーツや日々の活動を通じて夢に向かって羽ばたくには、食事・栄養のサポートが欠かせません。
身長を伸ばしたい、パフォーマンスを上げたい、将来健康でいたい。また、女子の月経における体調の変化。
そんな子どもたちや親御さんの願いをサポートするために、私は臨床栄養学で培った経験を活かし、「分子栄養学」と「スポーツ栄養学」も含めた栄養学をわかりやすく、楽しく伝えています。
栄養学は、未来を切り開くためのエネルギーを、子どもたちに与えるキーだと考えています。
グリーフケアがもたらす「今」を生きる力
一方で、グリーフケアは「今」を生きる力を支えます。
人は人生の中で、思いがけない喪失や悲しみを経験します。喪失は、人の死のみならず、物や環境や愛そのものも含まれます。それらの喪失が心を塞ぎ、生きる気力を奪うこともあるでしょう。
そんな時、誰かがそっと寄り添い、「一人じゃないよ」と伝えることができれば、その人の人生に再び光が差し込むきっかけになるかもしれません。
私が大切にしているのは、悲しみと共に生きること、それを抱えながらも自分らしく生きる力を見つけるお手伝いをすることです。
「未来」と「今」を繋ぐ活動として
私が、STAND by U でこの2つのテーマを発信している理由は、どちらも人がよりよく生きるためのサポートであるからです。
成長期の栄養学は、人の「未来」を育てる活動。
グリーフケアは、全ての人が「今」を大切に生きるための活動。
どちらも「生命の尊さ」「人生の素晴らしさ」を中心に据えています。
そして、この2つのテーマを軸に、私は人と人を繋ぎ、人生のさまざまな瞬間に寄り添う存在でありたいと願っています。
おわりに
「STAND by U」という屋号には、「どんなあなたでも、いつでもそっとそばにいます。」という想いをこめました。
これからも、成長期の子どもたちとそれらに関わる人たち、そして悲しみや喪失を抱える全ての人たちに寄り添いながら、活動を続けていきます。
もし興味を持っていただけたら、ぜひセミナーやカウンセリングにいらしてください。
共に「未来」を育み、「今」を輝かせていきましょう